・・・ Liner Notes ・・・
RE:SENTIVE / Riku Hayma + YuNa + SENTIVE
まえがき : SENTIVE
ライナーノーツを自分自身で書くというのも、凄く不思議な気持ちですが (笑) 、
こうしてここまで製作を進められた事に、凄く今はホッとしております。
最初に、お二人からこの企画のお誘いを頂いた時には、かなり驚きましたが、
それ以上にとても光栄でした。
そして、製作を開始したものの、「1メール4謝罪」という感じで、メール一通に
四回以上の謝罪を展開する程の迷惑のかけっぷりは我ながら凄かったですね……。(泣)
沢山のご迷惑をお掛けしましたが、出来てみれば本当に楽しい企画でした。
正直、完成した曲を振り返って聴く事は滅多にないタイプなので、今回の企画で
5年以上前の曲を改めて聴く機会を頂けて、それだけでも新鮮で楽しかったです。
当時はこういうのが好きだったんだなぁーとか、音作りとか混ぜ方とかアレンジの
仕方とか、その時々の方向性が自分では判って面白かったです。
まぁ今でも十分足りていないのですが、今以上に当時は技術やセンスが無くて
「うわぁー」と叫びたい部分も当然多くあったのですが (苦笑) 、なんかそんな事も、
凄く今の自分には良い糧になりました。(笑)
葉山さんと遊女さんにお会いしてから、もう 6~7年経ちますね。
SENTIVE の活動開始とほぼ同時期からご協力頂いているので、一番の古い
お付き合いになりますね……。
いやー本当に、あの時お声をお掛けしておいて良かったなぁとつくづく思います。(笑)
こんな我々にいつもご協力頂きまして、本当に有難う御座います。
そんなお二人との今作品ですが、かなりマニアックなものに仕上がっています。(苦笑)
たぶん、僕らの様に懐かしいという気持ちで聴ける方ってほぼ居ないと思うので、
出来れば最初は "Re:STYLE" の方で現在を聴いて頂きたいなぁと、個人的に思ったりします。
元から積極的ではなく、目立つ事が嫌いで超マイペースな SENTIVE に、今作品が
完成するまでお付き合い頂いたお二人には、本当に感謝しております。
これに懲りずに、今後とも宜しくお願い致します。(苦笑)
……いや、懲りたな。懲りたよね。懲りたよ、今回で相当お二人は。(笑)
ライナーノーツを自分自身で書くというのも、凄く不思議な気持ちですが (笑) 、
こうしてここまで製作を進められた事に、凄く今はホッとしております。
最初に、お二人からこの企画のお誘いを頂いた時には、かなり驚きましたが、
それ以上にとても光栄でした。
そして、製作を開始したものの、「1メール4謝罪」という感じで、メール一通に
四回以上の謝罪を展開する程の迷惑のかけっぷりは我ながら凄かったですね……。(泣)
沢山のご迷惑をお掛けしましたが、出来てみれば本当に楽しい企画でした。
正直、完成した曲を振り返って聴く事は滅多にないタイプなので、今回の企画で
5年以上前の曲を改めて聴く機会を頂けて、それだけでも新鮮で楽しかったです。
当時はこういうのが好きだったんだなぁーとか、音作りとか混ぜ方とかアレンジの
仕方とか、その時々の方向性が自分では判って面白かったです。
まぁ今でも十分足りていないのですが、今以上に当時は技術やセンスが無くて
「うわぁー」と叫びたい部分も当然多くあったのですが (苦笑) 、なんかそんな事も、
凄く今の自分には良い糧になりました。(笑)
葉山さんと遊女さんにお会いしてから、もう 6~7年経ちますね。
SENTIVE の活動開始とほぼ同時期からご協力頂いているので、一番の古い
お付き合いになりますね……。
いやー本当に、あの時お声をお掛けしておいて良かったなぁとつくづく思います。(笑)
こんな我々にいつもご協力頂きまして、本当に有難う御座います。
そんなお二人との今作品ですが、かなりマニアックなものに仕上がっています。(苦笑)
たぶん、僕らの様に懐かしいという気持ちで聴ける方ってほぼ居ないと思うので、
出来れば最初は "Re:STYLE" の方で現在を聴いて頂きたいなぁと、個人的に思ったりします。
元から積極的ではなく、目立つ事が嫌いで超マイペースな SENTIVE に、今作品が
完成するまでお付き合い頂いたお二人には、本当に感謝しております。
これに懲りずに、今後とも宜しくお願い致します。(苦笑)
……いや、懲りたな。懲りたよね。懲りたよ、今回で相当お二人は。(笑)
いいえ、全然懲りてないです!!
ぜひまた次回とかー!
ぜひまた次回とかー!
RE:SENTIVE
こんにちは、遊女です。
今回の、この「RE:SENTIVE」という作品は、わたしと葉山りくさんと、多分UNiさんもだと思うのですが、
それぞれの、すごく個人的な、いろんな想いがたくさん詰まった作品です。
そのいろんな想いとかは、べつに知らなくても、普通に純粋に聴いていただいてもそれはそれは充分
お楽しみいただける素晴らしい作品になったと自負しておりますので、そういうの興味ないしっていう方
はいま多分これを読んでないと思うのでそのままで結構なのですけれども、一応、1曲1曲、こういう思
い出のある曲ですっていうのを、ちょっと、語らせていただく場があってもいいかなと思って、こうして作
ってみましたライナーノーツです。(なつめたん印刷裁断その他いろいろ本当にありがとう!><)
なんかちょっと全体的によくある身内の褒め合いみたいになっててつまらないと思う方もいらっしゃる
かもしれませんが、とにかくわたしはSENTIVEさんの作る曲と歌詞と葉山りくさんの歌が大好きで、どう
やらりくさんも、SENTIVEさんの作る曲と歌詞と遊女さんの歌が大好きで、それがこの「RE:SENTIVE」の
原点でありすべてとも言えるような勢いなので、そう思って読んでいただけたらうれしいです。
ということで、1曲目から順に、それぞれの想いを語ってゆきたいと思います。
コメントは、葉山りく→遊女→UNi(SENTIVE) という並びになっております。って書かなくてもわかると
思うけど。
RE : SET
まだ顔を知らない遊女さんとの初めてのデュエットで、
「遊女さんって言ったら、本格的に歌をやっていて、ライブをやっていて、
めちゃくちゃ個性を持ってる歌の上手い人だよね!?その人とデュエット!?」
と驚愕した曲です。
でも、この曲のお陰で、今に至ります。「RE : SET」、ホントにありがとう(ToT)
「Re:STYLE」で、今度は顔を知って、相手を知って、そして同じ日に一緒に収録に臨む、
という念願が叶い、物凄い嬉しかったですし、アレンジも新たにカッコ良く、
ヒールを履いてつま先で走り去るような感じがして、物凄い嬉しくなっちゃいました♪
カッコ良いー!!(>▽<)
まだ顔を知らないりくさんとの初めてのデュエットで、
「こんな大人っぽいカッコイイ曲を、あんな超カッコイイお姉さん声の葉山りくさんと一緒に歌う
わたしに求められてる役割とか存在意義っていったい何!?」 などと悩んだ覚えがあります。
でも最終的にはUNiさんがすごくかっこよく仕上げてくれたので、なるほどだなーと思い、
後にりくさんの顔を知って内面を知って、ライヴや他の作品でもいっぱい一緒に歌わせてもらった上で、
今度はあんまり何も考えないで普通に歌ったらやっぱりすごくかっこよくなったので、よかったです。
この楽曲も 5年前になりますか……って、やっぱりまず年代を考えてしまいますね。(苦笑)
この曲が初めて、SENTIVE としては複数の歌い手さんに歌唱して頂いたものになりますか。
葉山さんと遊女さんという、"+" と "-" を合わせる様な、半分は実験的な気持ちで
居たので、難しいものになるかなぁと完成前までは思っていたのを覚えています。
でも一緒に歌って頂こうと思いついたのは、歌唱スタイルや音の動かし方なんかは
全く違うお二人なんですけど、なんとなく個人的にはお二人の声質が似ているなぁと
勝手に当時から思っていたので、結果的には「やって良かった」と思える 1曲になりました。
あと単純に、お二人に怪しい曲を歌って欲しかったので、実現できて嬉しかったです。(笑)
Orion
昔はちゃんとした歌い方を知らず、とにかくちゃんとした発声をしなくては、
という意識がめちゃ強かった時期で、とっても素敵に「発声」したわねりくさん、という曲でしたね。
凄くカッコ良い曲なのでカッコ良く歌いたくて、当時の精一杯です。
でも、カッコ良くミックスしていただいて、UNiさんは魔法使いです、きっと。
「Re:STYLE」では、鋭く走り抜けるようなアレンジと、カッコ良い遊女さんの歌声で、
あの頃のあたしには出来ないものを作ってくれて、物凄い感激しました!
この曲、こんなにカッコ良いんだ!!(笑)
初めて聴いたりくさんの歌がこの曲で、その歌のうまさはもちろん、重心が安定してて力強くて
あたたかさがあって、もうなんというすごい人だろうかと、以来葉山りくさんはわたしの憧れなのです。
多分その「あたたかさ」というのが、自分にはないものなんだろうなーと思っていて、
だって今回わたしが歌わせてもらった「Orion」は、なんだかすごく悲壮感が増しているんだもの!!
2人の個性の違いはなんとなく理解していましたが、同じ曲を歌ってこういう違いが出るっていう、
すごく面白くてためになる、経験をさせていただきました。楽しかったー。
これも懐かしいですね…… SENTIVE の初期も初期の楽曲でしたね。
葉山さんにお願いする楽曲では、2曲目ぐらいだったと思いますが、SENTIVE の
ご依頼曲としても数えて 2曲目だったと思います……懐かしいなぁ。
後の "結晶 -chion-" もそうですが、歌い手が代わると本当にイメージ変わりますね。
葉山さんの力強さと、遊女さんの力強さはやっぱりそれぞれ違うなぁというのを、
この曲の製作の中で凄く感じました。凄く勝手に。凄く個人的に。
結晶 -chion-
「あの」遊女さんと同じ作品に参加出来たんだ、凄い!と思った曲です。
色んな遊女さんの歌声をこの段階で聞いていたのですが、
本当に様々な表情を見せることの出来る、凄い人だなぁと思った覚えがあります。
優しい曲に、儚げな声が、切なさをそそりますね、ホントに。
「Re:STYLE」では、アレンジがとっても雪の舞う様を思い出させるような、
なんでしょうね、あの、切なくて泣きそうになっちゃう感じ(><)
自分の何も考えない加えない真っ直ぐな歌い方が綺麗に聞こえて、感激でしたー。
この曲が初めてSENTIVEさんにご依頼いただいた曲で、っていうか、何らかの形で世に出る
「作品」に使われる曲を歌わせていただくこと自体、初めてで、ものすごい感激でした。
それがまたわたしの好みにストライクな楽曲で、本当に、よくぞお声をかけてくださいました!
という記念的な楽曲です。
その同じ「作品」の、これが挿入歌で「Orion」がOPというつながりで、2曲の歌い手を交換してみました。
りくさんの歌声はやっぱりあたたかみがあって、より「春」に近いような、希望を感じさせるような、
そんな気が勝手にしています。
"Orion" と同時期に製作して、遊女さんとは初めてのご依頼曲だったと思います。
新旧でだいぶアレンジ変わりましたが、個人的には遊女さんでゲームで使うなら旧、
葉山さんで単体としてならば新、というアレンジ結果になりました。
いや、なっちゃいました。結果論なんですけど。(笑)
しっとりした楽曲を歌ってもバッチリ決まる歌声や表現力をお持ちなので、
こういった楽曲はいくらでも作れそうだと思いました。(笑)
迷蝶 -set me free-
この曲も入れたいんだけど、と教えてもらって聞かせてもらって、
絶対入れよう!入れないとダメだよ!!と大興奮した曲です。
遊女さん、カッコ良すぎる。そしてこの曲調、たまりませんね!血が騒ぐ感じで!!(笑)
UNiさんの引き出しの多さに本当に驚きます。
UNiさんと遊女さんのつむぎ出す曲が毎回物凄い私のどツボにハマります。
「Re:STYLE」でのロングバージョンでは、お得な気分になるのは私だけでしょうか(笑)
一段と表現者さを深めた遊女さんも惚れ直しますー♪
これまたわたしの好みに超ストライクで、SENTIVEさんほんと毎回ありがとうございます!!
こういう、ちょっと変な雰囲気の曲が好きで仕方ないのです。
発表は2006年ですが、収録は確か「RE : SET」と同時期ぐらいで、世に出るまでが長かったので
その頃にはすでにちょっと恥ずかしくてごめんなさいもう1回歌い直させてくれませんかと
思っていたりもしましたが、今になってこうして、全く別のアレンジで、尺も長くしてもらって、
こんな大掛かりな形で歌い直し願望を叶えてもらって、改めて聴き比べてみるとどっちもそれぞれに
すてきだと思えて、なんだろう、すごい贅沢をさせていただきました。しあわせです。
どうせフルコーラス化するならば……と思い、1コーラスの旧音源からは
だいぶイメージを変えてしまいました。
というか、旧音源の方は、もうあれで完結してしまっている感じだったので、
ヘタに引き伸ばすよりも今イメージできるアレンジにしてしまった方が良いかなぁと。
個人的に、もうこの曲は遊女さん以外の声では考えられなかったので、
今回新たなイメージで再び製作できて楽しかったです。
こういう流れるような歌い方をしてくださったり、作り手としては予想外の表現や
演出を足してくれる遊女さんが本当に素敵です。
喘 -ZEN-
初めて聞いた時に、うわーカッコ良い曲だなーと思いました。
この曲に合う歌い方を全く知らず、想像も出来なくて、色々ご迷惑をお掛けした思い出の曲です。
でも、Rapがカッコ良いので、やっぱり好きな曲です♪
「Re:STYLE」では、アレンジがなんだか探偵ものみたいな、ちょっとウキウキしちゃう感じがツボでした!
この曲が本当に歌い直したかったので、前より成長してたらいいなー!(><)
この曲ものすごいカッコイイですよね!!!!
わたしもこんな曲をこんな風に歌ってみたいものです。
しかし、これはりくさんだからこのカッコよさが表現できているのであって、
わたしが歌ってもこうはならないのよねーと、りくさんのリベンジを見守っておりました。
一段と色っぽさを増したりくさんの歌声に、ニヤニヤが止まりません。
あと一平くんのRapの、ウィスパーっぽい部分がたまらんです。
「あの葉山さんに、こんな曲お願いするなんて平気だろうか」と、物凄くドキドキ
しながらお願いしたのを思い出します。(笑)
どうしても、芯があって前に出てくる、ガツンとした葉山さんの歌い方で、こういった
タイプの曲を作りたかったのですが、ちゃんと曲に合わせた歌い方をして頂いて、
本当に嬉しかったです。
しっとりも良いけど、攻撃的な曲の葉山さんの歌声も好きです。
しかもこれが、初めての葉山さんとのプライベート曲製作だった気がします。(苦笑)
ゆびきり
高めのキーで、とのご指定をいただき、珍しくちょっと高めで歌った曲です。
切なくて、苦しくて、でも、甘酸っぱくて、そんな歌詞とメロディで、
私で良かったんだろうか、と物凄い恐縮した覚えがあります(^^;)
でもやっぱり歌えて良かったなー、と思う、好きな曲です。
そして「Re:STYLE」では、遊女さんの豊かな表現力で歌ってもらって私が満足したい!
という思いから依頼して歌ってもらいました。
とっても表現力が必要な歌で、私では限界だったのですが、見事に歌いこなしてくれ、
またそれを包むような優しいアレンジが、素敵な曲を一段と素敵にしてくれていて、感動しましたーっ!
ほら、カッコイイ系の人かと思いきや、こんな綺麗でかわいい曲も歌いこなしちゃうわけですよ。
高めのキーでも全然苦しそうじゃないわけですよ。
(…基本? わたしこのキーだとすごい苦しそうになるか裏声になるかどっちかだよ)
最近まで自分も比較的なんでも歌えるオールラウンダーだと思ってたのですが、じつは何が苦手って
こういう王道しっとりバラードが、全然思うように歌えないということに、気付いてしまったんですよ。
確かに見事に歌いこなしているようにも聴こえるけど、それはSENTIVEマジックだよ!!>>りくさん
でもなんか、ないものねだりというか、自分のやりたいこととできることの折り合いがうまく
自分の中でついてないだけで、これはこれでいいのかなー、とも思ったり。です。
元々は葉山さんのイメージでメロディーもアレンジも行った曲だった為、今回、
遊女さんに歌って頂くとの事で実は一番悩んだ楽曲でした。
結果的になんというか、歌詞的な見方では、遊女さんのが "恋人と離れ離れになった
直後でまだまだ不安な時期" という雰囲気で、葉山さんのが "もう随分時間も経って
元気にやっている" 雰囲気、と言うような時系列イメージを、これまた勝手に製作中に
感じてました。(苦笑)
呪縛
色んな意味でびっくりした曲でした。初めて聞いた時の感覚は忘れられません。
この世にこんな曲が存在するのかー、という、ちょっと大げさに聞こえるかもしれないけど、
本当に思ったんです! カッコ良すぎる!!
UNiさんの書く詞には、物凄い物語や感情が含まれていて、読んでいて切なくなったりするのですが、
それをまた遊女さんが素敵に表現するので、この曲は本当に大好きです。
「Re:STYLE」ではチャレンジさせてもらい、本当に難しい曲だなー!と思いましたが、
好きな歌を自分用にリアレンジしてもらって歌う贅沢を噛み締めておりましたー♪
これはもう原曲のわたしの死にそうな声が物語っている通り、収録時のわたしのコンディションが
あまりにも酷くて、UNiさんにも、歌を録ってくれたMikiさんにも、ものすごい迷惑をかけまくり、
自分的にも悔いが残りまくったので、(だってこんなにカッコイイ曲なのに!!)
早々に、個人アルバム「廓の誠」でリベンジを済ませております(笑)。
なので、「廓の誠」をお持ちの方は、ぜひそれも加えて、聴き比べてみてくださいー。
この楽曲も、元から遊女さんのイメージで曲もアレンジも行っていたので、
葉山さんのイメージで作り直す事に少し難しく感じたりしていたのですが、
声を合わせて見るとこれが意外に合うもので、なんだか面白かったです。(笑)
旧音源はとにかく、不快になるような音とか汚い音とかを意図的に入れていた
のですが、新音源ではスッキリで小奇麗な感じを目指して製作してみました。
遊女さんには曖昧で怪しく、葉山さんにはしっかりと音を辿る様な感じで。
個人的には、お二人に歌って頂いた "呪縛" は、それぞれ別々の違う "呪縛" に
なったなぁと、これまた面白かったです。
向日葵
初めて遊女さんの歌声を聞いたのがこの曲でした。
「これを歌ってる人とデュエットですよ」と「RE:SET」の時に言われて、
あーんなことを考えてぎゃーと思ったのでした(笑)
「Re:STYLE」では、一段と素敵に表現する遊女さんの歌声を聞きながら、
懐かしい思い出を思い浮かべながら、くすぐったい気持ちで聞きました。
1曲の中に物語があって、目を閉じて聞くのが、私の好きな聞き方です。
夏の終わり頃の風景を思い浮かべながら聞いてみてはいかがでしょう?♪
「向日葵が終わる日」の EX-Contents かどこかにも書いてあったと思いますが、
何を隠そうこの曲の歌を録る段階では、曲調をイメージできるレベルのデモが存在せず、
もう本当にMIDIがコードを鳴らしているだけですっていう状態のものを聴きながら、
完成形のそれっぽい音が鳴っているところを想像しながら、歌いました。
なのにあたかも最初から伴奏に合わせて歌ったかのような自然な仕上がりは、さすがSENTIVE。
「Re:STYLE」では、オケを先に作ってもらって、それに合わせて自然に歌ってみたら、
原曲に比べて、力が抜けたというか、落ち着いた歌い方になったんじゃないかと思います。
年のせいかしら(笑)。
ちなみに、この「向日葵が終わる日」のボイスドラマで、初めて葉山りくさんの声を聴きました。
この曲を一言で言うならば、記念曲。
SENTIVE が、プライベートで初めて製作したボーカル曲でした。
そして、遊女さんに歌って頂いた初めてのプライベート曲でもあります。
レコーディングは、実は "結晶 -chion-" と同日に行ったのも良く覚えています。(笑)
「リアレンジでは絶対に蝉の声は入れない」と言う訳の判らない拘りを持ち、
どちらかと言うと、夏の夕立とか台風とかそういった側の強さを表したかった曲なので、
今回の新アレンジではそちらを焦点にして製作してみました。
6年前の遊女さんとプライベート曲を作り始めたばかりの SENTIVE を、それぞれ
新旧合わせて聴き比べて見て下さい。(笑)
Frozen Flower
一番低いキーを、出せる範囲の低いところで設定して下さい、と言われて、
本当に低く歌ったのですが、それが物凄くも気持ち良かった曲です(笑)
苦しくも切ないUNiさんのアレンジが、歌っていて包まれるようで、
苦痛な感情や辛さを感じながら歌ったのが楽しかったです。
素敵な曲なので、歌い直しはしないけど聞いて欲しくて収録していただきました。
りくさんの低音いいなあ! やっぱいいなあ!!
そしてUNiさんは本当に歌い手さんの良い部分を引き出すのが上手です。
この曲を聴くと、初めて葉山さんの歌声を聴いた時 ( 7年前?) を思い出します。
たぶん、葉山さんの歌声で最初にイメージしていたのが、こんな感じの曲だったから
かなぁと、今になって思います。
"喘 -ZEN-" とか歌って頂いてからは、また違ったイメージも持ったわけですが。(笑)
これはご依頼曲ではありましたが、凄くプライベートでも作りそうな曲でもあって、
そういった意味でも思い出深い楽曲の一つです。
思い出深いと言っても、この曲がこのアルバムでは一番最新なんですね。(苦笑)
なんかもっと前の曲に感じるのは不思議だなぁ……。
グッと来るところは力強く、引くところはスッと引いて雰囲気を作ってくれる
葉山さんの歌い方は、本当にアレンジ製作で助かっております。
朽ちるスピード・命のリピート
カッコ良い!!なにこのカッコ良い曲!!と飛びついた曲です。
遊女さんの鋭いカッコ良さと、UNiさんアレンジの、ちょっと懐かしい雰囲気とか
たまりませんね! 何度聞いても興奮しちゃいます!ホントに!もう!!(笑)
感想とか言葉にするのって、本当に苦手なのですが(表情と擬音で表現したい関西人なので)、
この曲の好き具合が伝わったらいいのに!!と物凄い思いますっ
あぁ、もう、最高!!!
これは比較的最近の、と思いきや2006年ってもう3年も前ですか。
でもこの頃からはあんまり歌い方は変わってないかなあと思います。
この曲はゲームの主題歌としてご依頼いただいたのですが、そのゲームはまだ
世の中に出ていなくて、でもカッコよくて気に入ってる曲なので、皆さんに聴いてほしくて、
ゲームより先にCDにしてしまいました。Doll'sさんありがとうございます!
この曲、実は「遊女さんにこういう曲はどうなんだろう……」と、少し心配だった
曲の一つだったりします。懐かしいなぁー。
まぁやっぱり完成してみれば、さすが遊女さんという感じだったわけですが。(笑)
こういうスピード感のある音の繋げ方や、独特の "音を置いて来る" 感じの歌い方が、
凄くカッコいいなぁーと、当時ミックスしていて思ったのを思い出しました。
"音を置いて来る" 感じの歌い方って、遊女さんの歌唱スタイルに対して良く個人的に
且つ勝手に使うのですが (ディレクションとかでも) 、たぶん、誰にも伝わらない
だろうなぁー。凄く偏った個人的見解なので。(苦笑)
ホールドとはまた違うんですよね。(笑)
CLOSER - 背信の旋律に終止符を -
初めてのライブで歌わせてもらったり、素敵なご縁も繋いでくれて、
私にとっては思い出深くて大好きな曲です!
その後も何度かライブで歌ったので、再度収録し直ししたくてお願いしました。
リアレンジで、新たに魂を引き裂くような、苦痛を思い浮かべるようなミックスになっていて、
一平ちゃんのセリフも、「語り」になっていて、曲の世界観が物凄い広がって
凄く凄く感動しました! またいつか、新しいアレンジでライブで歌いたいと思います!♪
この曲は、りくさんのライヴで聴いたのが初めてで、
SENTIVEは相変わらずなんてイイ仕事をするんだろうかと!!
いいなあ、SENTIVEと一平くんとりくさんの絡みは最高だと思うです。大好きすぎる。
しかも、わたしだったらこんなに前奏や間奏の長い曲はとても間を持たせられないので
オケライヴではやりたくないのですが、りくさんは全くそんなことは感じさせずに、
ライヴ用にフリをつけたりして、カッコイイ曲をちゃんと全編カッコよく魅せていて、さすがです。
原曲の収録が無い事から、出来るだけ当初のアレンジを保ったまま製作しました。
んーやっぱりガツンとくる葉山さんの、こういう歌声もいいですねー。
ラップやナレーションを担当してくれている吉野くんとの絡みとかも好きなので、
こうしてまた久しぶりに再現できたのも個人的には嬉しかったです。
しかし、葉山さんの声の歪ませた感じとかハイトーンになる部分とか、予想以上に
良くて、ミックスとか楽曲の方向性をちゃんとした所に持っていってくれるのは、
作り手としても本当に頼もしいと思っています。
羽化
UNiさんに無理をお願いして、デュエットで歌える新曲を!と作ってもらった曲です。
キャラ分けも納得だったり、歌詞が凄く考えられていて、声に出すと鳥肌が立ちそうだし、
メロディラインが、難しくてどうしようかと思ったけども、歌い出したらノリノリになってきて
UNiマジック満載の曲でしたー!!
私一人が歌うと、感情の薄い、平坦な歌になってしまうなーと思っていたのですが、
そこに遊女さんの声が入ると、ぐっと世界観が深まって感情豊かになるのが、
物凄い面白かったです! 遊女さん凄いわー(ToT)
大好きな遊女さんと、大好きなUNiさんの、しかも新曲を歌えて、幸せでしたー!!♪
5年前、「RE : SET」のときは収録時にパート分けが決まっていなくて、
2人がそれぞれに全部歌ってミックスの段階でUNiさんが選ぶ、という方式だったのですが、
「羽化」は最初から、「葉山さんが"左の翅"で、遊女さんが"右の翅"です」という役割をもらい、
そんなところからも、UNiさんの中でのそれぞれのイメージというか、使いどころというか、
そういうのが垣間見えた気がして、なんだかうれしかったです。
以下、収録の感想を自分のblogからコピペしますが、先にわたしが自分のパートを録って、
なんか微妙にかっこよくなくて納得がいかず、りくさんパート録ったら聴きながらやり直しさせてもらおう
と思ったんだけど、その後りくさんの歌が入って、一緒に混ざったり交互に歌ったりという状態になった
のを聴いたら、なんだこれすごいかっこよくまとまってるじゃないか!! となって感動しました。
わたしの勢い任せの雑な歌いっぷりを、りくさんが優しく包み、支えてくれる安心感!!
最初からツイン想定の曲だから、1人分じゃダメなの当たり前かー。
2人の個性が、それぞれを補い合って引き立て合って、なんか、すげーと思いました。
SENTIVE のプライベートとしては、何年ぶりの新曲なんでしょうか……。(汗)
そんな数年ぶりにちゃんと完成まで持っていった新曲を、お二人にこういった
素敵な機会に歌って頂けて、凄く嬉しかったですー。
なんだか、初心に返ったみたいな気持ちになって製作も出来ました。(笑)
お二人でのツイン曲を作らせて頂くのは、"RE:SET" 以来、5年ぶりとなりますね。
そんな当時は、まだ歌って頂いた曲数も少なかったので、完成イメージはあるものの、
どういう風に歌唱して貰えるのかな?という部分で予想が立たなかった事が多かったり
したのですが、今回はそういった意味での不安要素は全く無く、とにかく楽しかったです。
違う意味での不安はありまして……気が付けばなんだか難しい (メロや歌詞的に) 曲に
なってしまったので、その辺で手間かけていないかなぁと……。(汗)
基本、お二人で歌って完結する楽曲として製作したので、お一人で歌った場合、
かなり不安にさせる出来になるんじゃないかなぁとかも心配したりしたのですが。
しかし、届いた収録データを聴いて、そんな不安もブッ飛びまして。
歌い分けて、それぞれの特徴を少しでも出せたら良いなぁという部分もカッコよくて。
いやー本当にお二人は凄いなぁ、と。あんな短期間で、こんな面倒な曲を。(笑)
最終的に、お二人の声を絶対的にメインにしたかったので、伴奏はかなり削って、
ギターとピアノのみにしちゃいました。
何はともあれ、お二人との超久々の新曲、凄く楽しかったですよー。
あとがき、というか要らない屁のつっぱり : SENTIVE
マスターディスクをお渡しする為に、遊女さんには約 3年振り、
葉山さんに至っては約 4年振りに、新宿は中央線ホームにて、約 5分間の再会。
それでもこうして、作品を一つ共有できるなんて凄い世の中だと思った。
そしてこれを書いているのは、締め切りブッちぎった翌日、雨の早朝。